2025.12.31 259 4
救済と支配のあいだ
[Intro / Whisper]
ねえ
それは救いだった?
それとも
触れてはいけない場所だった?
[Verse 1]
脚はきれいに揃えたまま
椅子の上で息を止めてる
ちゃんと座っているのに
ここにはいないみたいだ
ヒールの影が床に落ちて
時間だけが先に帰る
正しさを数えるほど
名前が遠くなる
[Pre-Chorus]
天使はいつも
少しだけ遅れてくる
傷に触れる前に
ためらう癖がある
[Chorus]
もしもこれは救いなら
どうしてこんなに痛いの
白い手が髪に触れて
世界が静かに歪む
眠ったままでいいなら
私はここでいい
羽音だけが近づいて
答えはまだ降りてこない
[Verse 2]
「大丈夫」って言葉ほど
信用できない夜がある
縫い目みたいな記憶が
心をほどいていく
天井を見上げたまま
落ちる準備をしていた
信じることと
委ねることは
似ていて、違う
[Pre-Chorus]
天使はいつも
正しい顔をして
間違いに触れた指を
きれいだと言う
[Chorus]
もしもこれは愛なら
どうしてこんなに冷たい
輪っかの光が揺れて
影だけが私を抱く
目を閉じたまま聞いてる
「戻らなくていい」って
羽が揺れるその距離で
私はまだ決めてない
[Bridge / Monologue]
救われたいわけじゃない
壊されたいわけでもない
ただ
ここにいる理由を
誰かに
触れて確かめてほしかった
[Final Chorus]
もしもこれは救いなら
名前を呼んでほしい
落ちる前のこの高さで
私はまだ人間でいたい
触れるなら
ちゃんと触れて
優しさは
試すものじゃないから
[Outro]
ねえ
それは天使だった?
それとも
私が作った
言い訳だった?
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