2026.01.08 1.2k 10
世界を読む者
[Verse 1]
指先に残る 紙の熱
誰かの願いが 折り目になる
静かすぎるほど 世界は待って
私はそこに 名前を置いた
読めない夜を 重ねるほど
光は小さく 研がれていく
正しい答えじゃ 足りなくて
続ける理由を 抱いていた
[Pre-Chorus]
壊さないために
強くなった
奪わないために
選び続けた
[Chorus]
ひとつ ひとつ
頁がめくれて
世界はそっと 呼吸を思い出す
剣じゃなく 声でもなく
理解という やわらかい力で
下剋上は 終わりじゃない
居場所に 名前をつけただけ
祝福は 拍手じゃなく
静かに 満ちていく
[Verse 2]
王の冠も 祈りの形も
文字にすれば 同じ重さで
信じることと 疑うこと
そのあいだで 手を結んだ
敵も味方も ほどけたまま
線を引かずに 話をした
勝つためじゃなく
続くために
[Pre-Chorus 2]
奇跡よりも
確かなのは
積み重ねた
今日のかたち
[Chorus]
ひとつ ひとつ
声が重なり
止まっていた歯車が 歌い出す
誰のものでもない未来を
皆で 抱き上げるように
下剋上は 反転して
守るという 動詞になる
祝福は 終点じゃなく
始まりの 合図
[Bridge]
失った頁も 確かにある
でも 空白は 無駄じゃない
書き足すための
余白だった
泣いた夜も 黙った朝も
全部 ここへ
連れてきた
[Final Chorus]
知は 刃じゃなく
灯りになる
触れれば あたたかい光
名前を呼ばれなくても
役割は もう ここにある
本が好きだと 言えたこと
それだけで 世界は動いた
祝福は 声をひそめて
今も 続いている
[Outro]
頁を閉じる
でも 物語は
歩き出す
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