2026.08.15 13k 42

まだ名前のないもの

#bittersweet release

Sunoで開く ↗

[Intro]

最初にあったのは

答えじゃなく

ほんの少しの

違和感だった

[Verse 1]

ひとつ置いて

ひとつ消して

遠くから見て

また戻す

これでいい、と言ったあと

なぜか少しだけ眠れない

昨日きれいに見えたものが

今日はどこか違って見える

線を引けば

余白が生まれ

言葉を足せば

沈黙が増える

作ることは

埋めることじゃなく

残すものを

選ぶこと

[Pre-Chorus]

違う、と気づくたび

少し近づく

戻るたび

少し遠くへ行ける

迷った跡まで

消さなくていい

その跡が

次の道になる

[Chorus]

まだ名前のないものを

今日も探している

見たことのないものなのに

なぜか懐かしいものを

作って

壊して

また作って

同じ場所を巡りながら

昨日とは違う目で

同じ景色を見ている

[Verse 2]

百を並べて

ひとつを残す

残らなかった

九十九にも

それぞれ確かに

意味があった

選ばなかったから

選べたものがある

早くなった手と

遅くなった判断

知るほど増えてく

わからないこと

上手になるほど

簡単には

「これでいい」と

言えなくなる

[Pre-Chorus]

繋げばいいとは

限らなくて

切ればいいとも

限らない

足すこと

引くこと

待つこと

進むこと

その塩梅(あんばい)に

形が宿る

[Chorus]

まだ名前のないものを

今日も探している

正しさだけでは

辿(たど)り着けない場所を

近づいて

離れて

立ち止まって

ときには昨日へ戻りながら

遠回りしたぶんだけ

輪郭が見えてくる

[Bridge]

折れない旗も

いつか色褪(あ)せる

燃えた灰から

また芽は伸びる

鐘楼(しょうろう)が崩れても

鐘の音は

誰かの胸に

少し残る

完成しなかったもの

途中で捨てたもの

言葉にならなかったもの

届かなかったもの

それらもすべて

なくなったんじゃない

見えないところで

次のひとつを

支えている

[Break]

足して

引いて

近づいて

離れて

選んで

捨てて

迷って

決める

そのたびに

作品が変わる

そのたびに

作る人も

少し変わる

[Final Chorus]

まだ名前のないものを

僕らは作っている

完成するまで

知らなかったものを

何度も

何度も

間違えながら

最後に残った

たったひとつには

消した線も

捨てた言葉も

眠れなかった夜も

ちゃんといる

だから

完成とは

終わることじゃない

ここまでのすべてが

ひとつの形を借りて

ほんの一瞬

立ち止まること

[Outro]

そしてまた

小さな違和感から

次が

始まる

何かを作り上げることは、 趣味でも、仕事だとしても、 立ち止まることなんだろうなと思っています

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